トピックス&ニュース
2023.12.26
データセンターの地方分散化の流れについては前回もお伝えしました。今回は、その中でも北海道にデータセンター建設予定のソフトバンクの動きについて見ていきます。
ソフトバンク宮川社長、北海道鈴木知事と面会
ソフトバンクは、生成AIの開発などに活用する国内最大規模のデータセンターを苫小牧市に段階的に整備していく計画を11月に正式決定し、国も整備費用として最大300億円の補助を決めています。
11月24日に、ソフトバンクの宮川潤一社長が道庁を訪れ、鈴木知事と面会しました。
宮川社長は2年半ほど前から鈴木知事と話し合ってきたことを明かした上で、冷涼な北海道の気候のおかげでサーバーを冷却するための電気代の大幅な節約が見込めることなど利点を挙げつつ、「東京や大阪などデータニーズがあるところからちょっと離れており、通信に遅延がある」といった不利な点についても言及。
インターネットの基幹回線の整備や、通信の遅延があまり問題とならないというAIの学習モデルづくりなどを、主たる用途にすることで地理的課題を克服するという考えと、再生可能エネルギーを夜間などにも供給ができるよう蓄電設備や水力などの電源開発を進める考えも示しました。
3年後に開業予定のデータセンターで進める生成AIの開発については「都会などのデータを学習させた上で、いろいろな地域で使えるサービスモデルを構築したい」と抱負を述べました。
それについて鈴木知事は「先端半導体の国産化を目指すRapidusも進出し、研究と人材育成の一体的な複合拠点を北海道で実現したい。
今回の整備計画の決定を契機にして『データセンターパーク』としての機能も集積させていきたい」と応じました。
北海道とソフトバンクは今後、地域の課題の解決に向けて包括連携協定を結ぶことにしています。
データセンター事業によって地域の活性化はなされるのか
データセンターでの生成AIの開発。そして、研究と人材育成の拠点の実現。
この目的が達成されることで考えられる地域の経済などへの影響は計り知れません。
データセンター事業が地域の活性のカギを握るのか。
今後もソフトバンクの北海道のデータセンター建設の動向に注目していきます。
日本のデータセンター投資を
用地選定から成功に導く
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