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2024.03.25
エヌビディアが2月21日、2024年1月期決算を発表しました。通期での売上高は609億ドル(前年比126%増)、営業利益は330億ドル(同7.8倍)でした。
第4四半期(11月〜1月)の売上高は221億ドル(前年比265%増)となり、会社予想の200億ドルを上回りました。営業利益に至っては136億ドル(同10倍)で、営業利益率は61%を超えました。
好業績を受けて、時間外株価は目下7%強の高騰。2〜4月期の売上予想は240億ドル(±2%)とし、「2024年、2025年とそれ以降も成長を続ける」と力強い見通しを示しました。
クラウド向けがデータセンター売上の半分
エヌビディアの業績を牽引するのは、依然としてデータセンター需要です。
データセンターの売上高は四半期ごとに増加しており、第3四半期の売上高は145億1000万ドルと279%増加しました。その前の四半期は103億2,000万ドルで、171%増。第1四半期は42億8000万ドルで14%増でした。
最新の四半期では、データセンター売上の半分以上が大手クラウドプロバイダーからのものだったといいます。
エヌビディアの創業者兼CEOであるジェンセン・フアン氏は、「加速するコンピューティングと生成AIは転換点を迎えている。企業、産業、国家を問わず、世界中で需要が急増している」として、データセンターの設置ベースは約1兆ドルに上り、今後 4、5 年の間に、世界中のソフトウェアを動かす 2 兆ドル相当のデータセンターが誕生すると主張しています。
今後もエヌビディアは独走状態か
今後もデータセンター需要は拡大することが予想されます。生成AI拡大にともなって高性能な半導体の需要は急増しており、独走態勢で受注を伸ばしています。
3月19日には、日立製作所がエヌビディアとAIサービスの開発で協業すると発表しました。鉄道やインフラ設備をデジタルの仮想空間で再現し、保守点検の効率化につなげる予定です。
また、自動運転技術の強化に向けて、エヌビディアと中国EV各社が提携を拡大することも発表されています。
独走状態は当面続きそうですが、エヌビディアの動向を追っていきたいと思います。
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